OSSライセンスの種類と使うべきライセンス
ライセンスの種類
OSSライセンスは以下の3つに分類されます。
それぞれ以下のような違いがあります。
分類 | 改変部分の公開義務 | 改変部分以外の公開義務 |
---|---|---|
コピーレフト型 | 有り | 有り |
準コピーレフト型 | 有り | 無し |
非コピーレフト型 | 無し | 無し |
コピーレフト型の場合は、プログラム全体を公開する義務が発生します。例えば、プログラムに少しでもコピーレフト型でライセンスされたプログラムが含まれていると、プログラム全体を公開しなければなりません。
準コピーレフト型の場合は、改変部分にのみ公開義務が発生します。
非コピーレフト型の場合は、改変後の公開義務はありません。
どれを選択すべきか
特段理由がない限り、非コピーレフト型のライセンス(MIT, BSD, Apacheなど)を利用することが望ましいです。前項を見ていただくと分かりますが、コピーレフト型には開示義務が発生するため商用利用が厳しいという欠点があります。非コピーレフト型であれば、著作権などの必要事項を表記するだけで自由に使うことができます。コピーレフト型のライセンスは、シェアによる改善を前提とするときに使用すると良いでしょう。